【豊かな土プロジェクト Vol.1】いまの畑の土を徹底調査!

豊かな土プロジェクト
前回からお話ししている土づくりの実験、豊かな土プロジェクト
いよいよ本格始動します!

『GONNA DAYSオリジナルの土づくりで栄養満点の野菜をつくりたい!』という代表の思いから始まったこのプロジェクト。
地域の副産物を肥料として畑に入れて野菜を栽培し、土質の変化・野菜の栄養価の変化を検証していきます。

千葉県山武市にちなんで、九十九里浜の「海藻」・「貝殻」と地元の酒蔵で出た「酒粕」を肥料として使う予定です。

海藻を畑に入れるの!?と思いましたよね?

今回の実験は市販の肥料は使わずに海藻を拾うところからスタート!
どうやって海藻・貝殻を畑に鋤き込むのかはまた詳しくレポートするのでお楽しみに♪
豊かな土プロジェクト

今回は豊かな土プロジェクト第1弾レポートとして、今の実験圃場の土の成績を発表します!豊かな土プロジェクト
5月下旬、「今の畑の土はどんな状態なのか?」をきちんと知らないといけないということで、専門機関に土壌分析を依頼しました。
今後のプロジェクトの命運を握る分析結果も包み隠さずにお伝えします!

【調査】いまの畑の土に微生物はどのくらいいる?



美味しい野菜づくりは「土づくり」が最も重要だと言われています。
化学肥料や農薬を使わない有機栽培でいい土をつくるには、土の中で栄養分をつくる微生物のはたらきがカギになります。
微生物がたくさん土の中にいるほど、おいしい野菜が育ちやすい環境なのです。
そんな微生物たちは今の私たちの畑にどのくらいいるのか調べました。

今回、SOFIX分析という方法で土の中の微生物量を調査しています。
※SOFIX分析:通常の土壌分析(phや養分などの数値、保水性など)ではわからなかった『土壌の生物性(=微生物の数)』を調べることのできる方法です。
この分析方法でより詳細な土壌の肥沃度を知ることができます。

畑の四隅と中央から土を採って、分析にかけます。
果たしてその結果は…?
豊かな土プロジェクト

【結果】微生物がいなかった!!

届いた結果がこちらです。
豊かな土プロジェクト
微生物の数によって「良好・適・不適」の3段階で評価されています。
私たちの畑はなんと、微生物の数が検出限界以下という結果に…。(図の左端「ここ」)

分析機関の方は、農薬の影響かも?との事でしたが、これまでも有機農法で栽培していたため、原因はよく分からず。
今回の肥料実験は『土の中にいる微生物の数を今よりも増やすこと』が目的のため、このままでは実験になりません。

微生物を増やすために、鶏ふん堆肥を一緒に入れて経過を観察することにしました。
豊かな土プロジェクト
(引用:SOFIX農業推進機構)
また、SOFIX分析では土の品質を9つのパターンに分けランク評価しています。
5段階の中でB判定以上が「いい土」とされています。
今回は残念ながらD判定でしたが、実験後にはB以上、特Aを目指したいと思います!

海藻・貝殻・酒粕を入れた畑にどんな微生物が集まるのか?
集まる微生物によって野菜の生長や味に違いが出てくるのか?

プロジェクトの展開を楽しみにしていてください!
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